朝、乾燥まで終わっているはずのタオルが湿っている。仕方なく、もう一度乾燥を回す。これが続けば、故障や買い替えが頭をよぎります。
ただ、乾燥時間が長くなった原因は、機械の故障だけではありません。洗濯物の量や種類、室温、フィルター、給排水の状態も乾燥に影響します。
まずは自分で確認できる範囲を順番に見て、その結果から修理とクリーニングのどちらへ相談するかを判断します。

まずは、洗濯物の量・フィルター・排水を確認
最初に試したいのは、洗濯物の量を少し減らすことです。そのうえで、乾燥フィルターや排水まわりにホコリや糸くずがたまっていないか確認します。
Panasonicでは、乾燥フィルターのお手入れや、衣類の量・種類の見直しが確認項目とされています。日立は衣類量、室温や水温、給排水、乾燥フィルターなど複数の原因を挙げています。SHARPは、乾燥フィルターの目詰まりが乾燥時間や乾き残りに影響すると説明しています。
機種が違っても、初めに見る場所は大きく変わりません。衣類量、フィルター、排水、室温や換気の順に確認してみてください。
フィルターの外し方や、家庭で掃除できる範囲は機種ごとに異なります。部品を外すときは、付属の取扱説明書どおりに進めます。説明書にない分解は避けてください。
乾燥時間が長くなる原因は、大きく3つ

1. 洗濯物の量や周囲の環境
厚手の服やタオルが多い日、洗濯物をいつもより詰め込んだ日は、乾燥に時間がかかることがあります。室温が極端に低い日や高い日も同様です。
乾燥する量を少し減らし、絡んだ衣類をほぐしてから、もう一度運転してみてください。乾燥時間が変わるなら、使い方や周囲の環境が影響していた可能性があります。
2. 自分で掃除できる部分の詰まり
次に見るのは、乾燥フィルター、糸くずフィルター、排水フィルター、排水口です。
ホコリや糸くずがたまると、温風や排水の流れを邪魔することがあります。取扱説明書に記載された範囲を掃除したあと、乾燥時間に変化があるか確認します。
乾燥経路の奥へ器具を無理に差し込まず、家庭で触れる範囲までにしてください。
3. 手の届かない詰まりや機械の不具合
説明書どおりにお手入れしても変わらない。エラーが繰り返し出る。異音、水漏れ、給水や排水の異常もある。
この段階では、家庭から触れない乾燥経路の状態だけでなく、部品の不具合も確認する必要があります。

上の写真は、「乾燥時間が長くなった」という相談を受けたPanasonic NA-VX900ALの施工例です。熱交換器とヒートポンプ周辺を、清掃前2枚・清掃後2枚で比較しています。
撮影角度と分解状態は異なりますが、4枚とも同じ機体です。
ここまで確認してから、クリーニング業者とメーカー・修理窓口のどちらへ相談するかを考えます。
迷ったときは、この6項目を順番に確認
確認した内容は、スマートフォンで写真やメモに残しておくと、相談時の切り分けに使えます。
- 型番とエラー表示をスマートフォンで撮る
- 衣類量を減らして一度試す
- フィルターと排水部分を確認する
- 部品を外す場合だけ取扱説明書で手順を確認する
- 水栓、排水、室温、換気を確認する
- それでも変わらなければ、乾燥にかかった時間を記録する
「以前は何時間ほどだったか」「現在はどれくらいか」「フィルター清掃後も同じか」が分かると、症状を伝えやすくなります。
エラー・異音・水漏れがあれば、修理を先に相談

メーカーが修理対象としているエラー、強い異音、水漏れ、焦げたような臭い、電源やドラム回転の異常がある場合は、清掃より先にメーカーや修理窓口へ相談してください。
指定された確認をすべて行っても状態が変わらない場合も、機械的な不具合を除外できません。
明確な故障表示がなく、フィルターなどのお手入れ後も乾燥時間が戻らない場合は、内部クリーニングを相談する選択肢があります。
乾燥時間が長いときは、原因を一つに決めつけないことが大切です。衣類量と周囲の環境、自分で掃除できる場所、専門的な確認が必要な場所。この順番で見れば、次の相談先を選びやすくなります。
いきなり申し込まず、まず相談してください
WashManでは、型番、症状、設置状況を事前に確認し、掃除と修理のどちらを先に考えるべきかを一緒に切り分けます。汚れが原因ではないと考えられる場合に、清掃を押し売りすることはありません。
LINEで相談するときは、型番、使用年数、エラー表示、以前と現在の乾燥時間、すでに試したお手入れ、洗濯機周辺の写真を送ってください。
作業範囲や基本料金はドラム式洗濯機クリーニングのサービスページで確認できます。訪問可能な地域は福岡県出張対応エリア一覧をご覧ください。対応する事業者については運営者情報で確認できます。
清掃により全ての不具合の改善を保証するものではありません。不具合の原因がホコリの詰まりや汚れではなく、機械やパーツの劣化・破損によるものの場合は、部品の交換やメーカーによる点検が必要となります。
